スタッフブログ

  • サンドブラスト【家紋編】2017年07月05日

    前回に続き、当社のブラスト課で出来るサンドブラストの表現についてご紹介します。

    2回目となります今回のブログでは「家紋編」として、石材に家紋を彫る場合の彫り方のご紹介です。

    この彫り方は家紋に限らずロゴなどにも適用できます。

    代表的な4つをご紹介します。

    それでは早速ご覧いただきましょう。

     

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    1つ目は【浮き出し】です。

    家紋の周りに縁をつけて、家紋を浮かせるように彫ります。

    当社ではこの彫り方が一番多いのですが、全国的にもそうではないかと思います。

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    2つ目は【立体彫】です。

    先ほどの浮き出しを行なった後に、家紋部分に強弱を施し、立体的な感じに仕上げます。

    基本的には縁を残して中を彫り込みます。断面図が凹型を想像していただければ分かりやすいかと。

    今回ご紹介する中では一番難易度の高い彫り方になります。

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    3つ目は【彫り込み】です。

    家紋を残すのではなく、家紋を彫る彫り方になります。

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    4つ目は【浮き出し(つや消し加工)】です。

    1つ目の浮き出しの後に、家紋部分の磨きを落とした彫り方です。

    それでは、一覧でもご覧いただきましょう。

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    いかがでしたでしょうか。

    墓石のデザインや石種・文字の彫り方との組み合わせで、家紋の彫り方もこだわってみては?

    白系の石種ですと、色を入れないと見えにくい彫り方もあります。

    詳しくは石材店さんにご相談ください。

    今回紹介しました彫り方は全て当社で可能です。当社で彫ったものを撮影しました。

    彫ったサンプルは当社にありますので、ご来社いただいてご確認いただくことも可能です。

    (お墓の建立をお考えの方は、石材店さんと一緒にご来社ください。)

    サンドブラスト【文字編】はこちらです。

    サンドブラスト【装飾編】はこちらです。

  • サンドブラスト【文字編】2017年07月04日

    今回から3回に分けて、当社のブラスト課でできるサンドブラストの表現についてご紹介していきます。

    1回目となります、今回のブログでは「文字編」ということで、石材に文字を彫る場合の彫り方のご紹介になります。

    ちなみにサンドブラストとは https://ja.wikipedia.org/wiki/サンドブラスト ←Wikipediaが開きます。

    墓石をご購入される際に「お墓のデザイン」「石の種類」「文字(書体・文字彫り)」を選ばれることになりますが、そのうちの「文字(文字彫り)」の部分。

    墓石を墓石たらしめる重要な部分ですね。

    墓石に限らず、建築の定礎板、記念碑など文字を彫る場合に以下の中から選ばれれば問題ありませんので、ご参考になさってください。

    今回はサンドブラストで文字を彫る場合の表現をみなさんが一番目にするであろう、お墓の正面文字を使って6種類ご紹介していきます。

    ※彫り方の名前は当社で呼んでいる名称です。地域や石材店さんによって違いがあります。

    まずは一般的な3種類から。

    1.png

    1つめは【彫込(浅彫り)】です。

    筆で書いたものを立体的に彫る感じです。

    筆でいう止めや押さえの部分は深く彫ります。

    浅彫りの名前の通り、あまり深くは彫りません。

    (文字の幅よりも浅く彫ります)

    2.png

    2つめは【彫込(基本彫り)】です。

    こちらも筆で書いたものを立体的に彫る感じです。

    筆でいう止めや押さえの部分は深く彫ります。

    浅彫りよりも深く、文字の幅と同じ深さに彫ります。

    おそらく日本で一番多い彫り方になります。

    迷ったらこれを選ばれれば問題ないかと。

    当社では特に指示がなければこの彫り方をします。

    3.png

    3つめは【彫込(深彫り)】です。

    こちらも筆で書いたものを立体的に彫る感じです。

    筆でいう止めや押さえの部分は深く彫ります。

    文字の幅よりも深く彫ります。

    今回ご紹介する6種類の中で一番難易度の高い彫り方になります。

    ここまでご紹介した【彫込】を断面図で見るとこんな感じです。

    1-1.png

    ↑浅彫り

    2-2.png

    ↑基本彫り

    3-3.png

    ↑深彫り

    ここまで一般的な彫り方をご紹介しました。

    彫込を選ばれる場合は地域によってある程度の深さが決まっているようですので、墓石をご購入の際には石材店さんに聞いてみてください。

    続いて派生パターンを3種類ご紹介します。

    墓石の竿石が斜めになっている洋型墓石などは彫込で彫ると水が溜まることがありますし、デザイン的にも似合いやすいので、当社ではこれからご紹介する彫り方の方をお勧めしています。

    和型の墓石でも彫込の場合、文字の中に泥バチが巣を作ったりすることがありますが、以下の彫り方であればそのような心配はありません。

    ただし、文字に色をいれられる場合は色が落ちやすいのでお勧めしておりません。

    また、色の薄い石種の場合は彫った文字がわかりにくいので、お勧めしておりません。

    (墓石に限らず、石へのブラスト全般に通用する話です。)

    4.png

    4つめは【谷彫】です。

    深さを変えずに彫ります。

    4-4-1.png

    断面図はこんな感じです。

    あっさりとした見た目に仕上がります。

    地域によってはこの彫り方が一般的なところがあるようです。

    5.png

    5つめは【縁彫】です。

    文字のアウトラインをぐるっと彫り、残った文字部分のツヤを消した彫り方です。

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    断面図でいうとこんな感じです。

    シャープな仕上がりになります。

    ロゴを彫る時にも適していると思います。

    白系の石に彫る場合、この彫り方が一番見えにくくなります。ご注意ください。

     

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    最後にご紹介する6つめは【山彫】です。

    先ほどの縁彫と似ていますが、内側に丸みを持たせた彫り方になります。

    文字の線の中心に向かって膨らんでいるように仕上げます。

    6-6.png

    断面図はこんな感じです。

    当社では1〜3でご紹介した彫込についでご依頼の多い彫り方になります。

    今回のブログでは、文字の彫り方のうち、代表的な6種類をご紹介いたしました。

    最後に、一覧でもご覧いただきましょう。

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    いかがでしたでしょうか。

    文字彫りは墓石のデザインや石種、それから書体によって適した彫り方がありますので、こんな彫り方があるということを知った上で、石材店さんとご相談の上、お選びいただければと思います。

    もちろん、墓石に限らず、記念碑や社名碑など石に文字を彫る場合には今回の彫り方を参考になさってください。

    また、今回紹介しました彫り方は全て当社で可能です。当社で彫ったものを撮影しました。

    彫ったサンプルは当社にありますので、ご来社いただいてご確認いただくことも可能です。

    (お墓の建立をお考えの方は、石材店さんと一緒にご来社ください。)

    サンドブラスト【家紋編】はこちらです。

    サンドブラスト【装飾編】はこちらです。

  • 芯のある耐震納骨堂「SHIN」2017年06月21日

    当社にて絶賛展示&ご提案&販売中のSHIN(シン)。もうご覧になられましたでしょうか?

    まだご覧になられていない、まだご存知ない方のために説明させていただきますと、SHINとは日本初のステンレスフレーム構造の耐震納骨堂です。

    ステンレスフレームで主要部を構成することにより、地震による倒壊のリスクを回避した安心・安全な納骨堂です。

    SHINは厳しい構造計算(強度証明)をクリアし、建築確認申請にも対応する、地震に強い耐震納骨堂です。

    あれ?文字にするとわかりにくいですか?

    では、もう少しわかりやすく。以下ご覧ください。

     

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    さらにSHINへの理解を深めてもらいます。

    SHINの紹介動画を作ってみました。1分53秒の動画です。

     

     

    いかがでしょうか?SHINの構造や形状について、ご理解いただけたのではないかと思います。

    動画ってすごいですよね。わかりやすいですよね!

     

    では、写真でもどうぞ!(当社展示中のSHINです)

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    ステンレスフレームもただ組み合わせただけではなく、細部に渡るまで強度を出すための匠の技術が詰め込まれています。もちろん日本製!

    これからの時代の納骨堂をお考えの方にこそご検討いただきたい製品です。

    当社も石材業です。石材業だから全てを石で作るというのが果たして正解なのでしょうか。

    お施主さま(ご住職)が求めていらっしゃるのは地震に強く、安心・安全な納骨堂かもしれませんよね。

    SHINを見ると、石材業というよりはお墓業という視点からの製品づくり・提案も大切ではないかと気付かされます。

    SHINは簡単施工も知っていただきたいポイントです。

    これに関しては後日ご紹介させていただこうと思います。

    いかがでしたか?

    SHINについてもっと詳しく知りたい、パンフレットが見てみたいという皆様、お問い合わせページはこちらです。

    もしくは当社へお電話(番号はこちらに記載しております)いただければ、担当営業からご連絡させていただきます。

    ちなみに、今回ご紹介した動画、実はすべて当社で作成しております。

    当社ではお客様のご要望に応じた販売促進や今回のような動画を作成することが可能です。

    販売促進でお困りの場合、お気軽にご連絡ください。

  • RENEW THE MOVIE登場2017年05月09日

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    前回に続き、当社洋墓カタログ「RENEW」(リニュー)についてのブログです。

    今回ご紹介するのはカタログと対をなすRENEWのDVDについてです。

    RENEWのカタログリリースが決まったのと時を同じくして、当社ではCADから動画を書き出せる方法を体得していました。

    実は以前からいずれ必要になるはずとコツコツと勉強しており、いろんなアプリと連携させながら動画にまとめる練習を積み重ねており、これを何に使おうかと話をしていた時に訪れたRENEWのカタログ製作の話。これは機が熟したと。

    パッケージデザイン、レーベルデザイン、動画編集の全てを社内で出来る当社の強みを活かし、石材業界だからこそ作れる動画を作ろう。外注では伝わらない微妙なニュアンスも社内なら共通の認識があるし、気になるところは何度だって変更もできる!(この変更に泣きそうになりましたが、、、)

    展示場や事務所・応接室で流してもらうのに最適な動画を目指して。

    カタログでは伝わりにくいかもしれない、動画だから分かる、お施主様のやすらぎの場所が想像できる動画を作る!

    そして完成したDVD!

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    何度も言いますが、デザイン・動画の全てを当社で作っています。足りないのはこういう時の写真を撮るウデです、、、

    総レンダリング時間は実に140時間、編集は30時間までは数えていました!たくさんの試行錯誤もありました!、、、を経て完成した動画をダイジェストでどうぞ!

    (2分33秒の動画です)

    DVDにはRENEWの全16種類を網羅。合計38分の動画となっています。

    RENEWのカタログと合わせて好評販売中です!

    ただし、DVDの販売は1度でもカタログをお買い上げいただいた石材小売店さまのみに限定させていただいております。

    展示場や事務所。応接室で流していただくのに最適なRENEWのDVD。詳しくはお問い合わせください。(←お問い合わせページが開きます)

    RENEWのカタログについてのブログはこちらです。

    また、当社ではこのような動画が製作できますので、興味をお持ちの石材店小売店さまからのお問い合わせもお待ちいたしております。

    ちなみに初期バージョンはこんな感じでした。この状態から、みんなであーでもないこーでもない言いながら完成させたRENEWのDVD。カタログと合わせてご検討くださいませ。

    “「RENEW」それは、選ばれ続けてきた証です。”

    そしてRENEWホームページはこちらです。

  • 洋墓カタログRENEW登場2017年05月08日

    それは今年2月の営業会議での出来事です。

    とある営業担当者の「お客様から洋墓のカタログが欲しいと言われた」のひと言からプロジェクトが始まりました。

    (実は数年前から言われていたのですが改めて議題に上がりました。機が熟したってやつです。)

    地域によってある程度の型が決まっている伝統的な和型墓石に比べ、洋型墓石は地域を選ばないため、ある意味自由にデザインでき、とても多くのデザインが存在します。また、お施主様のご希望のデザインにも応えていくため、1度しか使われないデザインも多く存在します。

    そんな中作ることにした洋墓カタログ。当社では2つの選択肢から選ぶことにしました。

    1つ目は、今まで当社で製作した洋墓からカタログを作るということ

    2つ目は、ゼロからデザインを起こして新しいデザインの洋墓カタログを作るということ

    結論としては1つ目のカタログを作ろう!ということになりました。

    それには以下の理由があるからです。

    当社では今まで数多くの洋墓をデザインさせていただきました。その中に目を通した時、長期間にわたり、ご注文をいただいている洋墓があることに気づきました。

    新しいデザインももちろん大切ですが、もしかしてそれって他社との差別化を図り「売る」ための一つの方法なのではないかと。でもそれって業界側からお施主様への押し付けなのではないかと。(もちろんビジネス的にはとても大切なことです。当社でも日々新しいデザインは作っています。)

    あたり前のことですが、お墓を選んで購入されるのはお施主様です。

    “一方的に売るのではなく、「選んでいただく」ための洋墓カタログを作ろう。”

    お墓を選ばれる際のポイントも考えてみました。

    お施主様は新しいデザインを求めているのではなく、お墓という家族のやすらぎの場所を求めていらっしゃいます。

    ならば今までそのやすらぎの場として選ばれ続けてきた製品をカタログにすれば、多くのお施主様にとって選びやすいカタログが出来るのではないかと。

    とかく私たち日本人は新しいものが良いものという気持ちがあると言われています。家電製品など新しい技術の登場などで、多くの業界では確かにそうだと思います。

    でもお墓は一生に1度建てる機会があるかどうかという、お施主様にとっては予備知識もないと言っていいくらいの製品です。もちろん新しいのか古いのかすらわかりません。それを知っているのは業界内だけです。結局初めてお墓を購入しようと思われるお施主様には、全てが新しい製品なんですよね。

    だからこそ新しいのか古いのかという時間軸ではなく、たくさん選んでいただけているか否かという実績を大切にしていこうと思いました。

    そしてこれが洋墓を選ばれる際の安心感にも繋がるはずだと考えましたので、当社ではいわば実績カタログの製作を選択したという次第です。

    ※長々と経緯を説明してしまいましたが、どんな製品にもボタン一つでは完成しなかった物語があります。そこにある背景を知っていただきたかったからです。

    かくして3ヵ月後。完成したのがこのカタログ。

    ブランド名は「RENEW」(リニュー)としました。当社洋墓デザインの温故知新です。

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    厳選した16種類を集めました。

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    このRENEW。洋墓のデザインはもちろんですが、カタログのデザインも全て当社で行いました。

    (オリジナルカタログをお考えの石材店さま。当社にご依頼ください!)

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    当社では先日開催した感謝市での先行販売(おかげさまで好評いただきました!)を皮切りに、カタログRENEWを全国の石材小売店さまへ販売を開始いたしております。

    詳しくはお問い合わせ(←お問い合わせページが開きます)ください。

    (お問い合わせの際には御社名・ご住所・電話番号・ご担当者の記載をお忘れなきようお願いいたします)

    RENEWのDVDも製作しました(←DVDブログに飛びます)。

    こちらも合わせてご購入いただき、展示場や事務所で流していただきたいです!

    「RENEW」それは、選ばれ続けてきた証です。

    そしてRENEWホームページはこちらです。

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